
お話を伺ったのは、営業経験を経て管理部門でマネージャーを務める藤代さんです。現場実践型 人材変革プログラム”SATOBITO”への参加をきっかけに、正解を探す思考から一歩離れ、感情と事実の両方を踏まえて周囲を巻き込むようになったといいます。今回は、藤代さんがその経験と変化の経緯を語ります。
・お話を伺った方 :藤代 美由貴 さん
・部署/役職 :株式会社ウィルオブ・コンストラクション 管理本部 管理部 OSグループ マネージャー
・勤続年数 :17年
・実施プログラム :課題探求コース(異業種形式)
社長の一言が、挑戦のきっかけに
――SATOBITO参加時の業務と役割について教えてください。
管理部で全社共通の事務周りを統括するチームのマネジメントをしています。営業を経験した後に管理へ異動して、マネージャーになって4年くらいですね。
――SATOBITOへの参加のきっかけを教えてください。
社長にお声がけいただき、SATOBITOのプログラム内容を聞いて楽しそうだなと思い、迷わず「はい!」と返事しました。地元の商店街でにぎわいが薄れていく様子を見ていて、「どうにかできないのかな」と考えていた時期があり、地方創生にも興味がありました。
「朝起きられるかな」くらいの不安はありましたが、業務面の不安は特になく、メンバーも快く送り出してくれました。

“想い”だけでは足りないと気づいた
――SATOBITOに参加して印象に残っていることはありますか。
やっぱりフィールドワークですね。山を歩いたり、実際に地域で事業をしている方のお話を聞いたりした経験が印象に残っています。実は、わさびが苦手だったのですが、現地で食べると、とても美味しくて驚きました。また、みんなで切った切り株は今でも部屋に飾っています。
――SATOBITOを通じて、考え方や行動に変化はありましたか。
物事を客観視し、感情だけで動かないようになったことだと思います。私は猪突猛進型なのですが、今は一歩、二歩引いて見るようになった気がします。例えば「なんで今イライラしたんだろう」などと、立ち止まり内省する時間を増やしています。
――変化のきっかけは何だったのでしょうか。
同じチームのメンバーから得た気づきが大きかったです。“事実を大事にするタイプ”のメンバーがチームで議論をしている途中で「1回冷静になりますね」って言うんですよ。すごいなと思って。「どうしたら自分もそうなれるんだろう」と考えたのがきっかけです。
また、中間発表で他チームの発表を聞いた時に、私たちのチームには“想い“しかなかったと気づかされました。他チームの発表にはきちんと調べてきた”事実”が並んでいたのですが、自分たちのチームには“事実”が足りなかったなと。そこから、何が事実で、事実に対して課題は何なのか、をしっかり考え気持ちだけでは突き進んではいけないと思うようになりました。

“正解がない”から、人と作り上げる楽しさがあった
――「楽しかった」と何度もお話されていますが、具体的にどこが楽しかったですか。
1番は、“正解がない”ことですね。管理の仕事は、ルールを守るとか、問題に対して正しい解決策を出すとか、基本的には正解があると思っています。でもSATOBITOは、“何を課題にするか”から自分たちで考える必要がありました。しかも、初対面の人たちとチームを組んで、一緒に考えていくプロセスがありがたく楽しかったですね。
――普段の業務とは異なる”正解がないこと”に対して、不安はありませんでしたか。
めちゃくちゃ不安でした(笑)。社会人として長く働いていると、「これが正解」「このやり方が正しい」みたいな思考にどうしてもなっていくと思うんです。だから、これまでは「何が正解なんだろう」とずっと探していたように思います。今回は、チームメンバーとの話し合いを通じて「そうじゃないよね」と引き戻すことができたと思います。
誰かがやるのは待つのではなく、自分で動くようになった
――今回の経験は、今の仕事にどう活きていますか。
自発的に行動するようになったことです。例えば、以前はチャットで済ませていたことも、自分から営業に直接話に行くようになりました。管理から営業に話に行くときは、“指摘”をしに行くことが多いのですが、それだけじゃない関係も作れるのではないかなと。すると営業からも「こういうことで困っている」と相談してくれるようになり、営業向けの研修を実施したり、ヒアリング方法を整理したマニュアルを作ったりし始めています。
――管理で担う範囲が広がっているように感じましたが、いかがでしょうか。
営業が最大限動けるようにするのも、管理の役割だと思うようになりました。以前だったら「誰かがやるだろう」と思っていたかもしれません。ただ、奥多摩でさまざまな方のお話を聞いて「なんとなく会社組織と構図が似ているな」と感じたんです。奥多摩町役場の大串さんが幹部社員、移住してきたわさびブラザーズさんは転職してきた社員、新しい事業を立ち上げた沿線まるごとさんは社内でプロジェクトを組んで新しいサービスを作る社員のように見えました。そこから関係部門とどのように連携すれば会社として動きやすくなるのか、という視点で考えるようになったと思います。

自分と仕事への新たな発見。SATOBITOは発見の連続だった
――SATOBITOのプログラムを一言で表すとなんでしょうか。
“発見”ですね。私は初対面の人たちと自然体でコミュニケーションを取れるんだという発見、正解を教えられすぎないことがこんなに楽しいんだという発見、東京にもこんなに魅力的な地域があるんだ、という発見もありましたね。
また、当社は“任された仕事への行動力”が強みである一方で、”自ら動く姿勢”には伸びしろがあることも発見できました。SATOBITOで得た“自分で考えて、周りを巻き込みながら動く”という感覚をこれから会社に還元していきたいです。
――最後に、SATOBITOをどんな人にお勧めしたいですか。
リーダー層です。特に、“正解を探しすぎる人”にはすごくいいと思います。私のチームメンバーにも、自分で考えた正解ではなく、私が選ぶであろう正解を探して、その通りに対応しようとしてしまう方がいます。でも「もっと自由に考えていいし、その方が楽しいんだよ」って伝えたいです。私自身、役割を意識して自発的に動くようになり、より前向きに仕事を楽しめるようになったと思います。
SATOBITOは答えを教えてくれるわけではありません。でも、「もっとこう考えてみたら」と気づきを与えてくれました。だからこそ、自分で考える力が育つのだと思います。
*サービス内容やお話を伺った方のご担当部署・役職などの情報はインタビュー当時のものとなり、現在とは異なる場合がございます。
| 社名 | 株式会社ウィルオブ・コンストラクション |
|---|---|
| 業種 | サービス業(人材業界・アウトソーシング事業) |
| 従業員数 | 約1,500名(連結約9,000名) |
| 実施プログラム | 課題探求コース(異業種形式) |



